ディズニープラスには「IMAX Enhanced」という規格に対応した配信動画があります。
このIMAX Enhancedとは何なのか?従来の配信作品(シネスコサイズ)との違いなどを分かりやすく解説します。
IMAX Enhancedとは?
ディズニープラスの場合、IMAX Enhancedに対応した配信作品は従来のシネスコサイズ(2.39:1)よりも上下に広い、IMAX版の拡大アスペクト比(1.90:1)で動画の視聴ができます。
一般的なテレビ画面の比率は16:9のワイド比率ですが、多くの映画で採用されているシネスコサイズの映像をテレビ画面に表示すると、どうしても上下に余りが生じてしまい、黒い帯として映像のない無駄な部分が多くなってしまいます。
それに比べ、テレビ画面の比率に近いIMAX版の拡大アスペクト比では、シネスコと比べて最大26%増加した映像情報が表示され、今まで黒帯で隠れていた部分の映像が見られるようになり、より大迫力の映像と臨場感を楽めます。
(作品によっては、特定シーンのみがIMAX版拡大アスペクト比に対応の場合もあり)
シネスコサイズ
シネスコサイズとはシネマスコープサイズの略称で、1953年に20世紀フォックス社がこの方式の映画を公開、評判が良かったため、そのあと多くの映画会社が採用し、広く普及した画面比率のことです。
本来のIMAX Enhanced
ディズニープラスではIMAX Enhancedは画面比率に関する恩恵のみの対応ですが、本来、IMAX Enhancedとは画質や音響など数多くの厳しい基準を満たした機器の組み合わせによって認証され、体感、実現できるシステムの事を指します。
そのため、一般家庭でこれを実現するためには、比較的高級な家電を買いそろえる必要があり、本来のIMAX Enhancedを体験することは高難度と言えます。そういった理由もあり、ディズニープラスでは画面比率に関する恩恵のみに対応を絞り、対応作品を随時配信中しています。
IMAX Enhancedに関するまとめ
ディズニープラスにおけるIMAX Enhancedはテレビやスマホ・タブレットなどディズニープラス対応の全デバイスで特に意識することなく、手軽に利用が可能です。
一部の作品ではIMAX Enhancedバージョンと、標準(シネスコサイズ)バージョンが選択でき、双方の違いを楽しむこともできます。
今後もディズニープラスではIMAX Enhanced対応作品はさらに追加されていく予定ですので、それを期待しつつ、今の作品も楽しんでいければ良いと思います。